先日、田植え体験に行ってきました。
野菜づくりは勉強していましたが、稲作は初めて。
田植え初心者が田植え体験をやってみた上で
持ち物や注意点、かかった時間などをまとめました!
こんな人にオススメ
・田植え体験に興味がある人
・初めて田植え体験に参加する人
・田植え体験の持ち物や服装を知りたい人
・手植えの所要時間や収量を知りたい人
田植え体験に参加する上で参考になれば幸いです♪
田植え体験の服装と持ち物
田植え体験に持っていって良かったものを下にまとめました。
- 汚れても良い服装と着替え
- 田植え靴
- 日焼け止めクリームと帽子
- 飲み物
- タオル
- 敷物
- 田植え紐、田植え定規など
必要な持ち物について、順番に見ていきます!
1.汚れても良い服装と着替え
当たり前のことですが、田んぼは泥と水で出来ています。
田植えではその中に入って作業する必要があるので、最低でも泥が服装に付くことは覚悟してください‼
服装は、半袖・長袖、半ズボン・長ズボンのどれでも構いません。
ただし、半袖や半ズボンを着る場合は日焼け対策をばっちりしておきましょう。
長袖を着る場合は、腕まくりしやすいものが良いです。なぜなら、田植えする時は絶対に手首の上まで水が浸かるため。
また長ズボンを履く場合は、田植え靴の中に長ズボンを入れられるよう、あまり分厚すぎないものを選ぶと良いでしょう。下でも紹介していますが、田植え靴は簡単に脱げないように足にフィットしたものが多いのですが、それゆえズボンが分厚すぎると、靴の着脱が大変になります。
そして田んぼでずっこけたりお尻が田んぼに浸かったりして、服装が泥だらけになる可能性もあるため、着替えも持っていくと安心です!
大事な車が汚れたり、電車で迷惑がかかると大変ですからね…
2.田植え靴(田植え長靴、田ぐつ)
畑用の長靴を持っている方も、田植え用長靴を新たに購入する必要があります。
実際、畑用の長靴で田んぼに入ったことがありますが、足が抜けませんでした(笑)
頑張って足を抜こうとしたら、長靴は田んぼの中に残ったまま。足だけがスポッと抜けてしまって大変な思いをしたことがあります。危うくずっこけて泥だらけになるところでした。
田んぼ用の長靴(田ぐつ)は生地が柔らかく足にフィットするため、簡単には足が抜けません。そして、ふくらはぎの上までの高さがあるため、水が深いところでも安心です。
実際に購入して使ってみましたが、足にフィットして全然脱げませんでした。畑用長靴とは全然違う‼
実際、田んぼは水の深いところと浅いところで差があったため、膝まで高さがある田植え靴は助かりました。見た目は浅くても、下の泥が柔らかいので、歩くとズボッと沈んで短い長靴だと靴の中に水が流れ込んでしまいます。皆さんも田植え靴は慎重にお選びくださいね。
足が汚れても構わない!という方や、ちょうど良いサイズの田植え長靴が無いというお子さんなどは、靴下を二重に履いて田んぼに入るのも良いそうです。むしろそちらの方が歩きやすいという話も。
ただし裸足で入ると、石で足を怪我したり、マムシや蛇、ヤマカガシに噛まれたりすることもあるので注意です。蛇はカエルを狙って田んぼの中に入ることもあるそう。万が一うっかり踏んでしまったらと思うと…怖いですね。
3.日焼け止めクリームと帽子
日焼け対策のため、日焼け止めクリームと帽子は必須です!そして首にタオルをかけると、首周りの日焼け対策にもなるためオススメです。
田植えの時期は5月。そして紫外線は、5〜7月でピークを迎えます。
人のお肌は、冬仕立てから夏仕立ての衣替えの真っ最中。冬は肌が薄いのですが、夏に紫外線が増えるとともに肌が厚くなっていくそうです。まだ完全に夏用になっていないお肌に紫外線が当たると、しみ・しわ・たるみの原因になってしまいます…!
田植えでは、上からの太陽からの紫外線に加えて、下からの水面からの照り返しもあります。つまり紫外線が2倍となって襲いかかってくるのです。
顔や首周りはもちろんですが、注意点は腕まくりしたあとの腕。実際わたしは、長袖を腕まくりしたあとに日焼け止めクリームを塗るのを忘れていたため、中途半端に右腕の肘下だけ日焼けしてしまいました。トホホ。
オススメの日焼け止めクリームはこちら↓
5年ほど前から気に入って毎年使っています。ベタつかず、汗にも強いためオススメです‼
4.飲み物
田植え作業は結構体力を使います。そして喉が乾きます(笑)
近くに自販機やコンビニがあれば良いですが、無い場合は飲み物を準備しておくと良いです。
サントリーも2022年10月からペットボトルを値上げしますしね…
(関連記事はこちら)
節約できるところから節約したいものです。
田植え後に炭酸ジュースをプハーッとやりたい気持ちもありますが。
とにかく田植えが終わったあとの飲み物は、どんなものでも爽快感があって美味しく感じられるはずです!
5.タオル
汗を拭いたり、泥だらけになった手や足を洗ったあとに拭くためのタオルがあると良いです。このタオルにも泥が付着する可能性があるので、汚れても良いものを準備しておくと安心です。
6.敷物
カバンなどの荷物は、近くの畦(田んぼの周りの盛り土部分)に置くことが多いと思います。畦の土は濡れていることもあるため、敷物があるとカバンなどが汚れず便利です。
疲れたときに休憩もできますし、田植えの景色を見ながらお弁当を食べるのも最高ですよね。
7.田植え紐・田植え定規など
田植え紐や田植え定規は、手植えする時に必須の道具です。田植え紐には下のようなものがあります。
この紐には、24cmや30cm間隔で丸い赤のポール(目印)が付いており、その目印を基準にして、24cm(または30cm)間隔で苗を植えていきます。
その他にも、田植え定規というものもあります。

約30cm間隔の木枠に沿って苗を植えていくという、画期的な道具です。一列植えたら田植え定規を90℃回転させて後退し、また30cm間隔で苗を植えるのを繰り返します。
この田植え定規を自作してみても良いと思います!毎年、田植えをするなら重宝しそうです。
子どもも楽しくできる!田植えの方法
まずは、田んぼの中での歩き方。
農家さんによると、田んぼの中ではつま先立ちで歩くと良いそうです。足裏全体をべちゃっと田んぼの土につけて歩くと、泥に足を持っていかれてすぐに足が疲れてしまいます。まぁ頭では分かっていても、つま先立ちにも慣れていないので、上手く歩けないんですけどね…。バレリーナになった気分で、優雅に歩けるようになりたいです。
結局わたしは、足裏をべちゃっとつけてしまい、次の日足が筋肉痛になってしまいました。
田植えは、上で紹介した田植え紐を使いました。
まずは四隅に支柱(100均やホームセンターに売っています)を立てて、そこに田植え紐をくくりつけてピンと張ります。

そして等間隔についた赤い目印に沿って、苗を植えていきました。

苗は、3〜5本ずつ手に取って植えました。苗をばらすとき、根がブチブチっと切れるのですが、多少のことは気にしない。根が切れても、ちゃんと土に活着すれば成長してくれるそうです。
一列植え終わったら、二列目、三列目と同様に植えていきます。田植え紐はそのままで。二列目以降の間隔は縦横を見ながら、目分量で等間隔になるようにやりました。
旦那と協力して、2人で田植え完了!!
最初は丁寧にやっていましたが、最後の方はだんだん適当になってきました。ちょっと曲がっているところもあります(笑)
まっすぐ等間隔に植えることができたら、次の除草が楽になるとのこと。
やることは単純なので、子どもも大人も楽しんでやれると思います。実際、参加者の半分以上は子連れ家族。皆さん楽しんでやっておられました。
田植えにかかった時間と予想収量
今回手植えしたのは、縦12m×横3mの田んぼ。育苗箱1箱弱の苗を植えました。
これだけの田植えに大人2人でかかった時間は、約2時間半。そして、この面積で10〜15kgくらいの玄米が収穫できるそうです。10kgだと、、2ヶ月くらいで無くなってしまうかな(悲)
昔の人はこんなに大変な作業をしていたのかと、実感しました。大家族の1年分のお米を確保するには、この何倍も働かなければいけない。お米一粒も大切に食べる気持ちがよく分かりました。
そしてずっと背中を丸めて作業するので、腰痛には注意です。田植えをしたら、足腰が鍛えられそう。
初めての田植え体験は、思ったよりも大変だったけれど、楽しかったです!大自然をバックに自分たちが植えた苗たちを見ると、爽快感と達成感がありました。きっと収穫したときには、大きな喜びが得られるんじゃないかな。
以上、田植えのレポートでした!
コメント